米国ワシントン州で乳牛への高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)感染が拡大
米ワシントン州農務省は、新たに5つの酪農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)の感染が確認され、感染が確認された農場群が計8群に増加したと発表しました。感染拡大を受けて公衆衛生当局は、新型インフルエンザのスクリーニング検査および亜型同定に関する臨床ガイダンスを更新しました。乳牛を介した人への感染リスクも注視されており、関係機関がバイオセキュリティ対策の強化を呼びかけています。
コンゴ民主共和国でブンディブギョ型エボラ出血熱のアウトブレイクが継続
欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、コンゴ民主共和国においてブンディブギョウイルスによるエボラ出血熱のアウトブレイクが継続していると報告しました。現地保健当局や国際支援チームによって接触者の追跡や感染拡大防止策が進められています。ECDCは状況の監視を続けるとともに、地域内外へのリスク評価を行っています。
欧州における呼吸器系ウイルス感染症の流行状況(ECDC週報)
欧州疾病予防管理センター(ECDC)の最新報告によると、EU/EEA域内における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染活動は全体として低水準にあるものの、一部の国で報告数が増加していると発表されました。また、RSウイルス(RSV)および季節性インフルエンザの活動性は現時点で依然として低い水準にとどまっています。冬の流行シーズンを前に、各国での動向監視の重要性が指摘されています。
サウジアラビアにおける中東呼吸器症候群(MERS-CoV)の発生状況
欧州疾病予防管理センター(ECDC)のまとめによると、2026年に入り8月末までにサウジアラビア国内で中東呼吸器症候群(MERS-CoV)の感染者が2例報告され、うち1例が死亡したと発表されました。MERSはラクダとの接触などを通じて感染し重篤な肺炎を引き起こすリスクがあります。公衆衛生機関は、中東渡航者や医療機関に対して引き続き標準的な感染対策の徹底を求めています。
腸内善玉菌を温存しながらディフィシル菌を標的とする天然化合物を発見
腸内細菌叢の有用な善玉菌を破壊することなく、難治性腸炎の原因となるクロストリディオイデス・ディフィシル菌のみを選択的に排除できる天然化合物が発見されたと報じられました。従来の抗菌薬治療に伴う腸内フローラの乱れや再発リスクを軽減する可能性があるとされています。研究チームは、腸内環境を保護しつつ感染を制御する新たな治療法開発につながる知見として期待を示しています。
米CDCが生牡蠣やスプラウトに関連するサルモネラ食中毒アウトブレイクを調査
米疾病対策センター(CDC)は、生牡蠣および特定の事業者が生産したブロッコリースプラウトを原因とするサルモネラ菌(Salmonella)の複数州にわたる集団感染について調査を進めていると発表しました。下痢や発熱などの症状を訴える患者が複数報告されており、関連製品の流通経路の特定が進められています。当局は汚染が疑われる製品の飲食を控えるよう注意喚起を行っています。
世界各地で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の家禽・野鳥感染が継続
鶏病研究会によると、英国やペルーの家禽農場、アルバニアの飼養施設、セルビアの野鳥などで高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)の発生が相次いで報告されています。また、チベットでは死亡した野生動物からもH5亜型のウイルスが検出されたと発表されました。渡り鳥の移動時期を迎え、飼養衛生管理基準の遵守や野鳥・野生動物との接触防止策の徹底が呼びかけられています。