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新型コロナウイルス SARS-CoV-2 に感染しないように予防するための原則や情報をまとめます。
予防法の一般と原則
新型コロナウイルス SARS-CoV-2 は主に 飛沫感染 と 接触感染 でうつります。
飛沫感染は人の口からでる「しぶき(飛沫)」や呼気に含まれる微小な水滴(エアロゾル、しぶきを含む)などに含まれるウイルスを吸入することによって感染するもの、接触感染は、ウイルスで汚染された手や物を、手で触れたのちに、その手で目・鼻・口の粘膜などを触れることで感染するものです。
よって予防の考え方の原則は、この二つの感染ルートを遮断すること、になります。
飛沫感染対策
飛沫感染対策の原則
飛沫感染は、他の人から飛んでくる飛沫によって感染するルートです。
そのため、このルートを防ぐには、とにかく人と会わない、距離を取る、飛沫の多いところへ行かない、飛沫を飛ばさない・吸い込まない、ということになります。
人がたくさんいるところでは飛沫がどうしても生じて、感染のリスクがあがります。まずは無駄な外出はせずできるだけ家で過ごす、という原則は感染を防ぎます。
次に、人と会わねばならない場合は、❶ 人が多くあつまる密集状況、❷ 換気の悪い密閉状況、❸ 人が近くで話を活発にするような密接状況を回避することが重要です。これら❶~❸はどれもがリスクを高める状況であるといえ、特に3つが重なるような状況は作らない、近づかないが、重要になります。
また、多数の人が集まったり不特定の人が集まる場所では、換気をすることも重要になります。これは飛ばされた飛沫をはやく拡散して、感染の可能性を下げることが目的になります。
飛沫の形成自体を防ぐ、他者にうつさない、という観点からは、何よりも症状があったりしたら外出しない・人と会わない、のは原則になります。それ以外には、たとえ症状がなくても、咳・くしゃみをする際には咳エチケットを守ることが非常に重要になります。これは、マスクをしていたとしても、守るべき原則になります。
マスクについて
マスクには飛沫拡散と飛沫吸引を減らす、リスクを下げる効果があることが期待されます。しかしながら、いずれの効果も完全なものではないと考えられます。
症状がある人は特にマスクを着用することが必要ですが、症状があるなら外出しないのが原則になります。
接触感染対策
手指衛生(手洗い)
接触感染は、汚染されたものや手を触れることで起こります。
よって、主要な対策は、手を洗うこと・手を消毒すること(手指衛生)と環境消毒になってきます。
中でも手をしっかりと洗うことは非常に重要になります。
石鹸や洗剤などの界面活性剤を用いて、流水で、30秒程度かけてきれいに手をあらうことが重要です。手の洗い方については、自衛隊の公開している動画が非常に参考になります。
手洗いの効果は明白で、手についた病原体を大きく減らせることが知られています。
手洗いのタイミングは、手が汚染されたと考えられる場合にすぐに行うことが望ましいということになります。
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環境消毒
環境消毒は、特によく手で触れる場所、不特定多数の人が触れる場所に対して行うことがよいと考えらえます。ドアノブ、エレベーターなどのボタン、ATMのタッチパネルなどが想定されます。
消毒法としては、アルコール(エタノール70-85%程度)または次亜塩素酸ナトリウム溶液を200ppm程度に薄めたものでしっかりと浸し、きれいにふき取ることは一般的に推奨されるものになります。